コンセプト
コーヒー生産国の人々の生活向上を目指して
私達の夢はコーヒー生産国の人々の生活向上です。
数年前まで、コーヒー生産者は低い生産コストでコーヒーの栽培を強いられていました。 この事実を一部のメディアが世界に向け発信いたしました。 現在、世界中の貧困地域における生産者を救うためにコーヒーメジャー(世界のコーヒー大手企業)も生産コストの見直しにはじまり、大量発注等、 さまざまな救済策を講じております。 しかしこれには限界があります。 加工されるコーヒー豆には下記のように多くの企業が関わり利益を追求しますので、それぞれのステージでコストダウンが要求されます。 当然、生産者にも生産コストの削減が要求されます。 世界のコーヒベルトに位置する国々で収穫されたコーヒーはそれぞれ特有の流通機構を経て輸出されています。
南米の某国の場合を例に示します。
中小農場で収穫されるコーヒーの大半は収穫後、共同組合、精製業者に持ち込まれ、コッヘトールと呼ばれる生豆仲買人を介し輸出業者に売られます。 一方、大農園では精製設備を自前で持っているためコッヘトールを呼んで直接輸出業者又は国の機関へ売っています。 輸入業者から日本の総合商社へと海を超えて、コーヒー豆が海上輸送されて日本国内の港へ送られてきます。 国内に入る生豆の輸入はすべて総合商社が行なっていると言っても過言ではありません。 世界各国のあらゆる品種のコーヒー生豆を取り仕切っています。 総合商社が仕入れた生豆は次に生豆問屋に渡されます。 生豆問屋は商社によって、系列になっており、いつも決まった商社の生豆を取り扱っています。 これらの問屋から焙煎業者は必要に応じ国、品種、グレード、タイプ、等と指定し仕入れを行ないます。 焙煎業者は主に大型焙煎機によるシングル焙煎を中心におこない各種シングルを合わせ、 ブレンド、グラインディング、パッケージング、を経て喫茶店、挽き売り店などに卸しています。(この流れは近年になって多少簡素化されていると思います。)
直結したネットワークだから出来る本当のスペシャリティーコーヒー
コーヒーは“焙煎したて”がコーヒー豆の本来の美味しい「味」であると「豆」にこだわる私たちは信じています。
焙煎後の長時間の保存、加工など姿を変えたコーヒーは、味を見極める繊細な日本人の舌を「本当のコーヒーの味を知らない消費者」を
多く作ってしまったものと考えます。
私達の焙煎機を中心としたショップロースティングによって本来持っている新鮮なコーヒーの味をひきだし、
すぐにエンドユーザーに届けることができます。
焙煎後の究極の新鮮さはまさにコーヒーを愛飲する皆様にはかかせないものです。
近年 アメリカのコーヒー市場では当たり前になったスペシャリティーコーヒーですが、私たちは、この言葉が使われる以前から、クオリティのより高い生豆の仕入れとあわせ、日々の品質管理の継続しており、これらが本当の意味でのスペシャリティーコーヒーではないでしょうか。
まめや本舗の「焙きたて」、「挽きたて」、「淹れたて」の3たてが、まさにこれにあたります。 大きな焙煎機で売れ残るほど焙煎してしまうより、生豆からお客様の必要なだけ量だけ、ご注文の焙煎度合で少量から目の前で焙煎し新鮮なコーヒーをお持ち帰りいただくこと。 また、店内では新鮮なコーヒーを確かな抽出技術で味わっていただけること。 この3つの技術を空間にパッケージで演出しているのが「まめやコーヒーロースティングシステム」です。
この直結したこのシステムが世界中にひろがり、思いを同じにする皆様と良いネットワークが出来たとき、従来の生産コストよりもさらに高いコストで生産者から買い付けることが可能になります。 このことによって一部の貧しいコーヒー生産国の生活も改善されることでしょう。 少しでも生産国が豊かになれば、その国の子供たちに希望や夢を与えることができます。 これは国を超え世界中の親の思いであります。 子供たちのために学校ができ、教育もさせられるのです。 豊かになることで医療の充実が図れ、また争いごとも少なくなるかもしれません。
私たちはコーヒーという地球の恵みを生産者から享受されているのです。 「私たちの焙煎機を通じ消費者の方々にはコーヒーの持つ本当の美味しさをわかってほしい。」 「そして生産国の方々には少しでも豊かになっていただきたい。」 私達はこの思いを検証するために日本の国内でまず直営店舗、グループ店の展開をしています。